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まず音の面ですが、
原曲を全く知らないのでアレなのですが、
アレンジ具合はなかなかそれらしいのではないでしょうか。
進行･構成とか音色選びなどなど、結構ユーロっぽい感じがして良かったです。
が、ちょっと曲として聴いた時にどうにもちぐはぐというか、
完全にバラバラで曲に統一感が無いように感じてしまいました。
Cさんが仰っているように定位が不安定という。
全体的にかなり左により過ぎなんですよね。
開幕のギターからそうですが、常に左で主に鳴ってるという。
特にメインメロは真中で鳴らしてやった方が良かったなぁと。
また、ストリングス･パッド系でコードを鳴らし中音域を確保してやるとか、
もう少しユーロっぽい太いベースを持ってきてやるとか等したら、
この辺りは少しは解決出来るのではと思いました。
全体的な音量バランスにもかなり難があると思います。
目立たせたい音というか、その辺りが上手く表現出来てない気が。
それと関連して1部を除く配置の演奏感が非常に薄いです。
元々こういう音量バランスだったとしても、
BMS化において演奏感は重要なポイントですので、
音量の調節は必要だったように思えます。
アレンジ自体は結構良い感じだと思ったのですが、
リズム隊の刻みがもう1工夫欲しいかなぁ、という気がしました。
私も昔よくやっていたような感じなんですが、
最初から最後までずっと同じ刻みをしてるんですよね。
ちょっとその辺りが退屈に感じてしまいました。
で、容量に関してなんですが、
なんでコレでこんなに重いのかなぁ、と思ったのですが、
WAVを見てみたら無駄が多すぎます。完全なる無音部分は切って下さい。
ちょっとこういう基本的な部分が出来てないのは、
私的にかなりマイナスポイントでした。
配置ですが、
正直配置は楽しいか楽しくないかで言われたら、
あまり楽しくなかったというのが正直な所です。
こういう曲だともっと上手くおけば面白くなるのに、と。
他の方もおっしゃってる通り、
特に7鍵の配置が頂けない気がしました。
あのテの階段は何度も何度も挿入されると、
全く面白味が無くなってしまうと思います。
これは5鍵に関しても言えてしまうことなのですが。
それから配置に統一感がありませんでした。
どうもあちこちで叩かせてる感じでせわしないというか。
具体的に例を挙げるとすると、29小節〜のような場面ですが、
それまで1キーでバスドラ叩かせていたのに、
急にメインメロが1になっていたり、
で、またすぐに1キーバスドラに戻っていたりという具合で、
演奏感の喪失に繋がってしまいますので、
配置にはもう少し統一性を持たせて欲しいです。
その他、気になった点を挙げると、
終盤のベル(?)のSCは完全に蛇足だと思います。
何を叩いているかサッパリ分からないですし、
あまり叩いて面白いとも思えなかったので、
別に置く必要は無いように感じました。
また最後の同時押しも、147はあまり押し易い形とは言えないので、
もう少しスマートに押させても良いように思いました。
細かい部分でイントロ部(10小節〜)の叩かせ方ですが、
#22を5キーで叩かせて、その直後#12をまた5キーで叩かせるといったような、
全く違う音なのに、同じキーで叩かせるのはかなり違和感がありますので、
やめた方が良いと思います。
7キーですからこの辺りは簡単に解決出来ると思いますし。
それからこの辺りのブラスが若干音階が適当に感じましたので、
もう少し音階に順じた配置をしてやった方が違和感無く叩けると思います。
配置に関しての正直な感想としては、
ちょっと経験が足りないというのを強く感じてしまいました。
もう少し叩き易い配置というのを考えてみてはどうでしょうか。
24小節のような無茶な配置も、
個人的にはあまり考えておかれてるとは思えないんですよね。
あと、トータル値も定めた方が良いと思います。
総評ですが、
アレンジ自体は結構良い感じだと思ったのですが、
どうも音楽的にみたり、配置など等をひっくるめてみた場合、
どうしても気になる点が多かったです。
もっと煮詰めていけば更に良いBMSが出来るのではないでしょうか。
迷ったのですが、ギリギリで銅で。
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